「DIE WITH ZERO」(ゼロで死ね。)から得た5つの学び【まとめ/要約】

最近DIE WITH ZEROという本を読みました!

ざっくりとまとめると「世の中の人はお金を残しすぎて人生を無駄にしているから、資産0円で(お金を使い切って)死ぬことを目指しましょう」という本です。

人生を楽しみながらFIREを目指すわたしにとっては考え方が大きくアップデートされた良書だったので「5つの学び」として心に残ったことを紹介します!

「この本の目的は、富の最大化ではなく、人生の喜びを最大化するための方法を探すこと」です!

誰にでも活かせる本なので、ぜひいろいろな人に読んでもらいたいです!

①今しかできないことに、惜しみなく金を使え

人生が無限に続くことはない。また、人生がいつ終わるかもわからない。

老後(未来)にそなえて貯蓄をすることを否定するわけではないですが、「私たちは喜びを先送りしすぎていて、手遅れになるまでただただ金を節約している」のはダメだ、というメッセージです。

わたし自身も今は資産形成に励んでおりますが、同時に自分がやりたいと思っているプライオリティが高いこと(JGC修行やプラチナ修行、アフタヌーンティー制覇、勉強など)へは惜しみなく金を使っています。

だからこそ、今この瞬間の人生の満足度は高く、今死んでもそんなに後悔はしないなという気持ちです!

限られた時間のなかで最大限に命を燃やす方法を考えよう。

お金以上に有限なものは「時間」です。お金はいくらでも稼げるかもしれませんが、時間を増やすことはできません。

だからこそ後悔のないように「今しかできないことに金を使う」ということが大事になるのですが、この考え方を補足すると「今後もできる可能性があることは先送りできる」とも言えます。

本書では「タイムバケット」という(簡単にいうと)年代別やりたいことリストを推奨しています。

例えば

  1. 世界一周
  2. 国内一周

という2つの夢があった時に、

「世界一周の方がお金も時間もかかるから、資金も時間も余裕の出る老後にやる方がいいかもしれないけど、体力や気力、旅行を楽しめるのは若いうちだから40代にしよう」や「国内一周の方がすぐに実現できそうだけど、体力的には世界一周よりはきつくなくて楽しめるだろうから、あえて50代にしよう」などまで、考えるのがタイムバケットです。

「やりたいことリスト」を作る人はたくさんいると思いますが、それを長期的な時間軸で年代別にまで落とすことで、人生を計画的に楽しむことができます。

FIREを目指している人にとって、こうしたやりたいことリストを実現させていくことは、お金をためるという行為と浪費をするという、一見矛盾するかのような行為の同時進行になります。そのため、「いつ」「何をするのか」を目安として持つことは人生を充実させる上でも重要だと感じています。

②自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うこと

時間は有限という話をしましたが、もちろん実際の人生下においてはお金も有限です。そのため、言葉を選ばずにいうと、自分の人生を豊かにする上でコスパの良い部分へ投資をすることが大事です!

ようするに、

  • 自分の幸せの種を知り、その経験にお金を使う
  • 逆にいうと、大して自分の幸せにつながらない経験にはお金を使わない

ということになります。

わたしの「幸せの種」は、事柄ベースでいうと「旅行」「リラックスすること」がパッとあげられます。だからこそこの部分に対しては、それなりにお金を投資しています。

JGC修行やプラチナ修行、住環境(マンションの広さや設備など)の整備にはお金を使っています。

逆にいうと、それ以外はあまりプライオリティが高くないので、女性が興味を持ちやすいファッションやコスメ、ブランドものなどにはほぼお金を使いません。それでも幸せです!

この幸せの種は人によって全然違いますよね。みなさんは何が大切でしょうか。

③経験の価値を信じること

よく「最大の投資は”自己投資”だ」「自己投資のリターンは無限大」なんて言われたりしますが、そこにも通じてくる言葉です。

人生は経験の合計

節約したり、お金がないからと言ってガマンばかりしていると、その時にしかできない経験をするチャンスを逃したり、タイミングを逃してやりたいことが一生できなくなってしまったりします。

自分の価値観や世界観をひろげるためにも、質のよい経験を早めにたくさんして、自分の人生の器を拡大させることはとても大事です。

実際わたしも、まったくお金がなかった25歳くらいのに、

  • どうしてもとりたい資格2つの講座申し込み(合計100万円弱、分割でローンを組みました…)
  • ヨーロッパ地中海クルーズ旅行

へお金を使いましたが、前者は後にわたしのサラリーマンとして稼ぐ力を飛躍させるドライバー(転職)になりましたし、後者は世界観が広がって新しい人との出会いにつながったりと、どちらも素晴らしい経験になり、人生が開けました!

どちらも40歳・50歳になってからできることではありますが、これが「25歳の時に経験できた」ことが大きかったです!50歳になってやってからでは、転職できるかもわからないですし、クルーズ旅行もよくある旅行経験のひとつで終わってしまうかもしれないですから。

記憶の配当

「借金してでも、その時に絶対にすべきことがある」と本書では語られていますが、お金を払って得られるものは経験の他にも、経験からもたらす記憶による「喜び」がもたらされます。

それを本書では「記憶の配当」と呼んでいます。

老後になるとやり残したことも少なくなり、新しいことへの意欲も減退します。その時に生きるのはお金よりも「記憶の配当」(あの時、こんなことして楽しかったよね!的なもの)です。

老後でなくても、過去の良い経験や記憶に残って、「思い返すと今でも幸せになる」ということはたくさんありますよね。

わたしで言うと、前述したクルーズ旅行の思い出がそうです。25歳で経験してから死ぬまでずっと「幸せをもたらす経験」として、思い返すたびに笑顔を運んできてくれます。

ここぞという経験は、できるだけ早くしておくことが大切だということがよくわかりますね。

④こどもたちには自分が死ぬ「前」に財産を与えるべき

「子供に財産を残さずに0円で死ぬなんて…」といった反対意見に対して、

  • 子供へ残したい財産を差し引いた残りの「自分のための金」をうまく使い切って死ぬこと
  • そして、子供へは死ぬ前に財産を与えること

と書いています。わたしは現在子供はいませんが、この考えは本書で1番心に残りました!!

資産を最も有効活用できるのは「26〜35歳」

資産を残すタイミングは老後というのが通説ですが、本書では「資産を有効活用できる時期に渡すのがいい(具体的には26〜35歳くらい)」と言っています。

実際わたしも、自分が資産をもらう側と考えた場合、親が亡くなってからもらうよりも、今財産をもらって資産運用した方が資産と経験を最大化させられるのではないか…と思います。

もちろんそれは、わたし自身がお金の使い方や考え方がある程度身について、残された資産を有効活用できるようになったからです。10代などでは散財したり、有効活用できない可能性が高いので、早すぎです。

老後で何よりも価値が高まるのは思い出

前述していますが、年をとってやり残したことが少なくなり、気力も減ってくるとお金を使うことも少なくなります。その時にいきてくるのはお金ではなく「経験」です。

本書ではこどもにフォーカスして「死ぬより前にお金を渡そう」と書かれていましたが、わたしの場合は「親が死ぬ前に財産(経験)を与えること」が今のわたしにとってはとても大切なことだと感じました。

「もうちょっとお金に余裕出てから、親の誕生日に旅行につれていったり、おいしいもの食べさせてあげようかな〜」と思ってましたが、先送りにした結果、万が一親が亡くなってしまったり、病気で食事や旅行が楽しめなくなる可能性も0ではありません。

けれども、そうなる前に経験できていれば、病院のベッドで「あの時食べたごはんおいしかったね」「元気になってまた行きたいね」と思い返すことができるかもしれません…!(記憶の配当ですね!)

ということで、誕生日や父の日・母の日はもちろん、あまり時期はこだわらずにたくさんの経験を早めにしてあげようと思い、さっそく実行開始しております。


2年くらい前まで、お金の面も含めて心配かけっぱなしだったので、しっかりと恩返ししないとです!

コロナもあるので実家に帰ることはしませんが、実家にいる家族分の地元高級レストランを予約してあげて、とりあえずおいしいごはんを食べに行ってもらおうと思ってます!

⑤死ぬまでに必要な金=(1年間の生活費)×(残りの人生)×0.7

本書では、老後に生活資金がつきない最低限の金額の計算式として、

「死ぬまでに必要な金=(1年間の生活費)×(残りの人生)×0.7」

をあげています。この「死ぬまでに必要な金」は生活するのに最低限の金額なので、一般的に言われる額よりかなり少なくなっています。

必要以上にお金をためる=労働や節約に時間をつかうと、使い切る前に死んでしまい、残った資金を稼ぐためにかけた時間が結果的に「タダ働き」になります。

結果的にお金は稼げていますが、使えずに死んでしまえばタダ働き…と考えると、必要以上にお金を稼ぐよりも有意義な時間の使い方をしたいな…と感じますよね。

まとめ|人生の喜びを最大化しよう!

特に心に残った5つのポイントについて簡単にまとめましたが、それ以外にも人生の喜びを最大化させるためのTipsがたくさんつまっている本です!

DIE WITH ZERO」…、まだ読んだことがない方は、ぜひ読んでみてください!

明日死んでも後悔のない喜びあふれる人生を過ごせる人が増えますように!Make flowers bloom in your life!

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